農と森や伊那谷の自然資源を生かして、持続可能な地域を想像するための「企て」を生み出し、それを見えるカタチに変えていく場所。
企ての語源は、「クハ」と「タツ」。
「クハ」とは"くるぶしから先"、「タツ」はそのまま"立つ"ことを表します。
「企てる」とは、つま先立ちをして、遠くを見通すこと。そこから、何かをもくろんだり、計画を立てたりする意味を持ちました。
その由来に立ち返り、「見る/出会う/想像する」といった意味を持つ「sees」をこの場所に掲げています。また、「シーズ」という言葉の響きには、タネを表す 「seeds」も含まれています。
自分の足で立ち、少し先の未来をまなざす。
頭の中にある目に見えない企てを、手足を使ってカタチへと変え、皆と育てていく。
標高590mから3052mまで続く山々に囲まれた谷のまち、伊那谷。
このフィールドから見えるあなただけの未来を、一緒につくっていきましょう。
異なる他者との出会いは、自らの思考を豊かにする。しかし、規則的に割り振られた出会いの場では、おたがいの心は溶け合いにくいもの。
inadani sees では、誰もが気軽に参加できる焚き火を囲む会を、不定期に開催します。偶発的に隣り合った人と、火を見つめながら雑談を交わすことで、思わぬ企画のタネが育つかも知れません。
inadani sees では、オフィスとして活用できる空間「ラボ」を提供しています。このラボの中で、そして広大な伊那というフィールドの中で、どんな企画を生み出し育てるかは、あなた次第。
そして、この空間で働くのはあなただけではありません。それぞれの未来に挑戦する仲間たちと、言葉を交わし、ときには一緒に悩み、それでも楽しく助け合いながら、一緒に歩んでいきましょう。
ひとりで課題と向き合っていても、描く世界は小さく閉じこもってしまう。新しい学びや発見を得られるよう、地域内外から講師を招き、世界を広げるためのトークイベントやスクールを開催します。
経営やデザインといったビジネスの主要素だけでなく、自然、農業、観光などの地場と密接に関わるプレイヤーを呼び、その知見を吸収する時間をつくります。