
2025年にinadani seesから創刊された、自然と社会の関係性を見つめるマガジン『sees magazine』。その第2号が、2026年6月1日(月)に発売となります。
発売日に先立ち、本日より先行予約の受付を開始します。
<<期間は本日から、5月27日(水)23:59受付完了分まで>>
期間中にご予約いただいた方には、イラストレーター・カワグチタクヤさんによる表紙イラストのステッカーを特典としてお届けします。
ぜひたくさんの方にご予約いただけると嬉しいです!
創刊号では「Rescale」をテーマに、さまざまな人への取材を通して、地域資源とともに生きるための「ちょうどいい規模」や、そのために握り直したい価値観としての「新しいものさし」について考えてきました。
そして今号で取り上げるテーマは「藝(う)える」。
「芸術」の“芸”という字には、「藝」と「芸」という2つのかたちがあります。
本来、「藝」は時間をかけて何かを育むこと、「芸」は草を刈り取ることを意味していました。
物事のスピードが加速し、短い時間での成果が求められるいま。じっくりと何かに向き合うことは、以前よりも難しくなっているのかもしれません。そんな時代の中で、「藝える」という言葉を手がかりに、いま私たちに必要な姿勢とは何か。各地での取材を通して、あらためて見つめ直していきます。
“ 芸術の「芸」という字には、「藝」と「芸」がある。「藝」はもともと「藝(う)える」と読み、人が苗を植えている形からきているという。植えて育てるという身体的な行為が、やがて技術や修練という意味に変化していった。 一方で、新字体の「芸(うん)」という字は、もともと「芸(くさ)ぎる」と読み、草を刈るという意味がある。
〜中略〜
「植え育てる」に対して「刈り取る」。この意味の対比をみた時に、ぽんと膝を打ちたくなる。現代社会は、いかに効率よく「刈り取る」かというシステムを磨き上げた。成果を、数字を、利益を、最短距離で刈り取る。けれど、僕たちが創刊号から大切にしてきたのは、その手前にある「土を耕し、種を植える」という、時間のかかる、個別で、ままならない身体的なプロセスそのものではなかったか。
森で木を育て、土に触れ、何かが育つのを待つ。この伊那谷で僕たちが日常的に行っていることも、実は「藝」の根源にある姿だった。そう考えると、アートが少し身近に思えてくる。
それは、完成された作品を愛でるのではなく、自分自身に、固有の種を『藝(う)える』という生き方の表明だ。 ”
ー sees magazine vol.2「藝えるについて」より
特集 「藝える」今、私たちは何を植え、何を育むのか
p10 哲学者・永井玲衣さんと“藝える”について考える編集会議
p16 わたしとアートの距離は、いつ生まれたのだろう -「藝える」から紐解くビリビリ鼎談 / ロジャー・マクドナルド × 野村政之 × 奥田悠史
p24 芸術という営みから人間を見つめ直す 「芸術人類学」というまなざし /人類学者・石倉敏明さん
p34 利他という奇跡を起こすには / 美学者・伊藤亜紗さん
宮沢賢治が藝えたもの
p45 100年前の最先端・宮沢賢治と歩く「未来」と「幸福」のカタチ / 独立研究者・岡田基生さん
p52 宮沢賢治『虔十公園林』 絵:淺井真至
p60 賢治が見た風景
p66 足跡の先にある風景を探して – 新政酒造の酒造りにみる、農民芸術の現在形 / 佐藤祐輔 × 井上岳一
藝える人
p75 トンコハウス 堤大介さん「好奇心さえあれば、自分の道は見つけられる – トンコハウス・堤大介がアニメーションの向こうに見る夢」
p82 ブックアーティスト 太田泰友さん「表現したいという衝動が、森に向かう原動力 – ブックアーティストがいま森の中で考えていること」
p89 藝える人 03 – 田楽座 中山さん「その芸に生活は宿っているか – いま民俗芸能を演じ、伝えていくということ」
p97 浮いてまう。──徳山村、増山たづ子さんが遺した「生」
p136 受け取った人からの手紙 / 京都大学名誉教授・田中克
p138 取材を終え、いまふたたびの哲学対話 ー問いを藝えつづけるためにー
Series
p111 わたしたちが共に生きるための、ちょうどいいテクノロジーとは - みんなでつくる「より強く、より速い」だけではない社会 / 緒方壽人 × 奥田悠史
p116 マンガ『視点』 vol2. わたしがいちばん 絵:そねぽん
p120 土と水から、民主主義を問い直す / greenz.jp 編集長・増村江利子
p123 アフリカの農村から問い直す、生と死、そして失敗という特権 / Dots for Inc. 代表・大場カルロスさん
p127 薄っぺらでないもの、あるいは残ってほしい文化遺産 / ノンフィクション作家・島村菜津
p130 藝える、歩く。 絵:小島有
p131 森の素材ラボ
p134 伊那谷風土展 絵:マメイケダ
『sees magazine 』のお取扱店さまを大募集しています。
書店さんはもちろん、カフェや宿、セレクトショップなど、「本」を扱っている方からのご連絡をお待ちしています!
vol.1の在庫もございますので、ぜひvol.2と合わせて取り揃えていただけると嬉しいです。
■お取引条件
お取引条件がvol.1とvo.2で異なります。恐れ入りますが、各号の条件をご確認ください。
なお、vol.2発売を記念して、送料無料キャンペーンを開催します!
期間:2026年4月30日〜5月27日(水)23:59
*5月27日(水)23:59までのご注文が対象となります。
対象:3冊以上のご注文が対象となります。vol.1とvol.2の組み合わせもOKです!
sees magazine vol.1「Rescale」
・希望小売価格:2,200円(税込)
・掛け率は販売価格の 70% / 原則買切り
sees magazine vol.2「藝える」
・希望小売価格:2,640円(税込)
・掛け率は販売価格の 65% / 原則買切り
送料・お支払いについて(全号共通)
・5冊以上で送料無料、5冊未満は送料500円
・お支払いは原則、納品月末締め・翌月末払い(振込手数料:御社負担)にてお願いしております。
▶︎ご注文方法
メール(incubation@inadani-sees.jp)にてご注文ください(担当:黒岩)。
*オンラインストアからのご注文はキャンペーン対象外となりますのでご注意ください。
ご注文の際は以下の内容をお送りください。
・注文部数
・店舗名
・ご担当者名
・送り先住所
・お電話番号
・請求書の宛名




『sees magazine』Vol.2
サイズ:B5変形
ページ:152ページ
言語:日本語
ISBN:978-4-9913984-1-4
定価:2,400円+税(10%)
発行元:株式会社やまとわ
編集長:奥田悠史
編集:黒岩麻衣、川合沙代子、市川雪乃
デザイン:太田真紀、前澤知美
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sees magazine 編集部: https://inadani-sees.jp/contact