NOTEノート

2023.07.12

自然と生きる『視点』を学ぶ – sees school 2023がはじまります

中央アルプスと南アルプスに囲まれた谷のまち、長野県伊那市にて、夏と秋の2回、一泊二日を自然の中で過ごしながら、講師や受講生と共に、自分自身の自然との関わり方を考える学び舎が始まります。

講師に様々な地域の風土・風景と向き合い、編集し、ものづくりをする7名をお招きし、具体と抽象、自然と経済、暮らしとビジネス。様々な視点を行ったり来たりしながら、おのおのの興味や違和感を探っていきます。

【事前説明会】7月26日(水)19:30〜 事前説明会&プレ開校トークイベント「自然のしぜんな場作り論」をオンラインで開催いたしました。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

当日の様子を一部動画でご覧いただけます。
▽ inadani sees 紹介
https://youtu.be/VfjirgR4Zyw

▽ sees school 紹介
https://youtu.be/Yhj9gEwGpnU


コンセプトは「自然と生きるベースライン」

    

「自然と生きる」と聞くと、とても難しいことのように感じる。

だけど、本当はどうなんだろう。

  

自然に対するいろんな「視点」を持つことで、自然と共に生きるその人らしい方法はきっと見えてくる。

それは小さな「暮らし」のことかもしれないし、大きな「ビジネス」 なのかもしれない。

  

いつもと違う場所を旅するから、自分のことがわかる。

自分自身の中にある違和感や興味がきっと見えてくる。

それが、その人自身の視点となる。自然と経済、自然と文化、自然と暮らし、自然と自分。それぞれを見つめていく。

  

自然と生きるためのベースライン。 それは、きっと自然に感動するところからはじまる。

伊那から望む山々

プログラム

夏編 2023.9.2sat – 9.3sun

【1日目(12:30 鹿嶺高原 雷鳥荘集合)】

12:30 開校・オリエンテーション

14:00 講義① 「風土と食文化と風景の関係 – スローフードな地域づくり – 」 by ノンフィクション作家 島村菜津さん

16:00 講義② kurabe オーナーシェフ渡邊竜朗さん × 地元の農家さんの対談

17:00 夕暮れに佇む(高原キャンプ場を散策)

19:00 交流会・渡邊さんのご飯をいただく

21:00 終了(雷鳥荘に宿泊) 

 

【2日目】

早朝 朝焼け・雲海(見れたらいいな)、朝食後に雷鳥荘からinadani seesへ移動

10:00 講義③「山水郷という考え方」 by 山水郷ディレクター 井上岳一さん

13:00 講義④「自然の見立てとツーリズム」 by 自転車冒険家/自転車まちづくり実践家 小口良平さん

16:00 ディスカッション、クロージング

17:00 解散

(夏編と秋編のあいだ)

各自が問いを持ち帰って考える。普段の暮らしと、自然の中での時間を行ったり来たり。

秋編 2023.10.28sat – 2023.10.29sun 

【1日目(12:30 赤石商店集合)】

12:30 オリエンテーション

13:40 講義⑤「風土を生かす編集」 by Re:S代表/編集者 藤本智士さん

15:50 講義⑥「風土を生かしたクラフトビール作り」 by In a daze Brewing オーナー兼ブルワー 冨成和枝さん

17:30 冨成さんが作るビールとピザでごはん(ノンアルドリンクもあります)

21:00 解散(希望者は赤石商店にそのまま宿泊可(宿泊は別料金 8,000円))

  

【2日目(9:00 高遠町 進徳館集合)】

10:00 講義⑦「文化を育む経済活動とは」by クリエイティヴ・ディレクター/編集者 花井優太さん

13:00 グループワーク・問い、学びの共有

16:00 解散

※ 各講義のあとに、受講生同士や講師を交えてディスカッションを行い、それぞれの問いを深めます。

※ 荒天の場合、一部カリキュラムや会場が変更となる場合があります。

  

◎こんな人におすすめ

・自然のなかでゆったり自然との付き合い方、自分の暮らし、仕事について考えてみたい人

・自然が好きで、もっと仕事や生活の中で自然を感じたいと思っている人

・農林分野での企てに興味がある人

・風景や風土を守った経済活動、仕事の在り方に興味がある人

・移住や自然と身近な暮らしに興味はあるが、その気持ちにどこから手を付けたら良いかわからないと感じている人

inadani seesのマネージャー・奥田悠史が企画意図などを綴った、school企画についてのnote記事もよければご参照ください。

    

講師紹介

ノンフィクション作家
島村菜津さん
(プロフィール写真撮影: 山田美幸)

kurabe CONTINENTAL
DELICATESSENオーナーシェフ
渡邊竜朗さん

山水郷ディレクター/株式会社日本総合研究所エクスパート
井上岳一さん

自転車冒険家 / 自転車まちづくり実践家
小口良平さん

編集者 / 有限会社Re:S(りす)代表
藤本智士さん

In a daze Brewing合同会社
冨成和枝さん

クリエイティヴ・ディレクター/編集者
花井優太さん

モデレーター・ファシリテーター

inadani sees マネージャー/株式会社やまとわ取締役
奥田悠史

株式会社やまとわ
内野桜子

inadani sees 運営スタッフ
大野木雪乃

講師プロフィール一覧

島村菜津
ノンフィクション作家、1963年、長崎県佐世保生まれ、福岡県育ち。福岡高校、東京藝術大学・芸術学科卒。94年、小説『羊たちの沈黙:』のモデルとなった猟奇殺人事件のルポ『フィレンツェ連続殺人』(新潮社・共著)でデビュー。2000年、『スローフードな人生!』(新潮社)でイタリア発のスローフード運動を日本に紹介、ベストセラーとなり、国内に拡がる。ヴァチカンの公式エクソシストを取材した『エクソシストとの対話』で小学館21世紀ノンフィクション大賞優秀賞。『バール・コーヒー・イタリア人』『スローシティ~グローバル化もなんのその~』(光文社新書)など。近刊に『シチリアの奇跡 マフィアからエシカルへ』(新潮社新書)『世界中から人が押し寄せる小さな村』(光文社)。 

渡邊 竜朗
kurabe CONTINENTAL DELICATESSEN オーナーシェフ。フランス人シェフ、フィリップ・エネ氏、竹田恭一氏らに師事。フランス・ノルマンディー地方のオーベルジュLA BARBARIE、レストランAuberge Paysanneで、料理から食材まで幅広く学ぶ。2003年、一日一組のコース料理専門店として「kurabe」をオープン。2008年、店舗を移転し「kurabeCONTINENTAL DLICATESSEN」とし、現在に至る。
ASTTALシードルクラブ代表/株式会社 結屋 発起人取締役/信州伊那谷ガレット協議会 総代表

井上岳一 
株式会社日本総合研究所エクスパート/山水郷ディレクター 林野庁、Cassina IXCを経て、2003年から日本総合研究所。先人達が築いた山と水と人が織り成す豊かな関係世界の継承・発展、多様な人と地域が本領発揮して生きられる社会の創造をテーマに、研究・実践活動に従事。「山水郷チャンネル」(GOOD DESIGN Marunouchi主催)で、全国各地の〝山水郷〟に生きるプレイヤー達を紹介中。また、2022年、武蔵野美術大学と「自律協生スタジオ」を開設。〝コンヴィヴィアル〟をテーマに地域創生に取り組んでいる。著書に『日本列島回復論』(新潮選書)、共著書に『MaaS』『Beyond MaaS』(共に日経BP)等。武蔵野美術大学客員研究員。内閣府規制改革推進会議専門委員。

小口良平
自転車冒険家、自転車まちづくり実践家。 grav bicycle代表 (合同会社トビチカンパニー)。 2007年3月~2016年9月かけて、自転車で世界を8年半旅し、約15.7万km自転車走破(国内歴代1位記録樹立)。帰国後はイベントや講演会、メディアに多数出演。 行政や企業向け自転車まちづくりアドバイザーとして、地域資源を生かした自転車でのまちづくりに取り組む。主な仕事としてサイクリングマップの作成や観光商品開発、自転車環境整備をコンサルやアドベンチャーツーリズムツアー販売、ガイド養成講習会の運営、野外冒険教育キャンプ主催など。 著書「スマイル!」「果てまで走れ」(河出書房)

藤本智士
1974年生。兵庫県在住。編集者。有限会社 Re:S(りす)代表。雑誌『Re:S』(2006~09)『のんびり』(2012~16)WEBマガジン『なんも大学』(2016~22)「高橋優 秋田キャラバンガイド」(2016~現在)編集長。自著に『魔法をかける編集』『風と土の秋田』、浅田政志との共著『アルバムのチカラ』など。その他『ニッポンの嵐』『みやぎから、』『かみきこうち』など、編集執筆を手がけた書籍多数。

冨成和枝
In a daze Brewing オーナー兼ブリュワー。骨を埋めるなら、信州がいいな。 そんなぼんやりとした思いから始まった、私が私らしく生きるJourneyは、2018年に愛知県からこの伊那市に移住をしてから始まりました。 いわゆる脱サラからの、4年の修行期間を経て、この住みたい場所でやりたい仕事をさせてもらっています。 自分のテーマでもある「より良い暮らし」をフィロソフィーとして掲げたクラフトビール醸造所をしながら、この土地の自然や歴史・文化、人とつながってものづくりをしています。 ただ最近は子供も生まれて、暮らしているというよりは、日々生きている!という感覚ですが。

花井優太
1988年生まれ。クリエイティブ・ディレクター/編集者。フリーランスのライターとして活動後、2013年に博報堂ケトルに入社。2023年にSource McCartney LLC.を設立。ウェブメディア、企業のブランドブック制作などのエディトリアル領域はもちろん、広告・PR領域では、世の中の文脈にフィットまたは先見性を持った戦略、クリエイティブを得意とする。雑誌『ケトル』副編集長を経て、2021年にポストコロナのビジネス&カルチャーブック『tattva』創刊。同誌編集長。著書に鷲尾和彦との共著『カルチュラル・コンピテンシー』がある。


申込概要

開催地:長野県伊那市内

定 員:16名程度

参加料金:30,000円(税込)
※ 伊那までの交通費、秋編(2023.10.28)の宿泊費は別

ご参加は、専用フォームからお申し込みください
https://forms.gle/ksfX9joao2ZKZZG79
※応募多数の場合は選考あり

申込締切:8月6日(日)中8月8日(火)12:00迄に延長されました

よくあるご質問

Q. 公共交通機関を利用予定ですが、鹿嶺高原までの移動はどのようにしたらよいですか?
公共交通機関でお越しいただく場合の移動手段につきましては、
伊那市駅(もしくは伊那バスターミナル)に集合していただき、スタッフが送迎、または参加者の皆さんに乗り合いをお願いすることを検討しています。
参加者確定後、皆さんの移動手段をお聞きした上で調整予定です。

Q. 夏編と秋編の間に、参加者同士で交流はできるのでしょうか。
チャットグループを作成予定なので、伊那や都内他地域など、有志で交流いただくことは可能です。

【終了しました】オンライン説明会&プレ開校イベントを開催します!

2023年7月26日(水)19:30〜
sees school 2023 開催概要説明と、プレ開校トークイベント「自然のしぜんな場作り論」

[7/28追記] 説明会の様子を一部動画でご覧いただけます。
▽ inadani sees 紹介
https://youtu.be/VfjirgR4Zyw
▽ sees school 紹介
https://youtu.be/Yhj9gEwGpnU 


企画に関するお問い合わせ
sees school企画担当: 
school@inadani-sees.jp