「sees magazine」は、長野県伊那市にある農と森のインキュベーション施設「inadani sees」が年一回発行しているマガジンです。
「自然と社会の関係性を見つめる」をミッションに、地域で活動する私たちが感じるリアルな悩みや「問い」をさまざまな人や場所への取材を通して紐解き、これからの地域に必要な知恵は何かを考え、マガジンという形で全国へお届けしています。
2025年4月に創刊し、Vol.01は22都道府県の40店舗でお取り扱いいただいています(2025年9月時点)。
現在、vol.02の発行に向け、sees magazine の活動をサポートしてくださる協賛企業を募集しています。
協賛金は sees magazine の制作に使用させていただきます。
つづいていくまちへ、
私たちは、長野の真ん中から少し南、中央アルプスと南アルプスの山麓に暮らす編集チーム。普段は、森や農、地域資源を見つめながらインキュベーション施設「inadani sees(いなだにしーず)」を運営している。
“インキュベーション施設”と聞くと、ビジネスを生み出す場所なのかな、とふわりイメージをする。しかし、ビジネスが生まれればどんなビジネスでもいいわけではないし、どんなビジネスを生み出せたらいいんだろう、いやその手前でどうして伊那谷にビジネスを生み出したいんだろう、と考え込む。
そうすると、「あぁ、このまちがこれからもつづいていてほしいからなんだ」と気が付く。
つづいていくまちってどんなまちだろう。
色々な答えがありそうだ。仕事があるとか、インフラが整備されているとか、学校があるとか。それももちろん大事だけれど、それだけではないのではないか、と思う。
「あそび」や「まなび」や「休息」も欲しい。それはこのまちに生きることが楽しいという実感や、これから面白くなりそうだ、という期待感かもしれない。
インキュベーションは本来、「incubation = 孵化・抱卵」という意味がある。卵が孵るには「温度」が必要だ。自然の理がそうであるように、何かが生まれるための温度が宿るような場所。私たちは「つづいてくまち」を考えるために、温度を感じるまちづくりやまちのあり方を探すために、マガジンをつくる。
地域に生きることの喜びや悩みをや問いをたずさえて、日本や世界をめぐる。
地域のデザインや仕事、コミュニティ、文化を取材して、そこから見えてる視点や実感をシェアするマガジン。
sees magazine、はじまります。
ーーーsees magazine 創刊号「はじめに」より
▷ どうして公共施設がマガジンをつくったのか?創刊のお知らせもぜひご覧ください。
▷ 申込み方法
まずはお気軽にメール(incubation@inadani-sees.jp)にてご連絡ください。